私も紹介してみよう③
前回に続いて今回もサブマスについて紹介していこうと思う。
HMS_FUR10US
今回は必殺火付け人HMS_FUR10USについて執筆していけたらと思う。
HMS_FUR10USことナラシノさんについて書く前に諸兄に聞きたいことがある。
ナラシノと聞いて何を連想するだろうか?
ナラシノつまり習志野だ。
陸自の習志野駐屯地だ。
航空自衛隊に所属していたとき、市ヶ谷基地勤務だったのだが射撃訓練でこの基地に行ったことがある。
諸兄は射撃訓練と聞いてどういうものを連想するだろうか?アメリカの映画に出てくるような拳銃で10メートルほど離れた的に打ち込む姿を想像するのではないのだろうか?
違うのである。
いや、違っていないのだが航空自衛隊において拳銃を撃つことができるのは幹部自衛官と呼ばれる階級を持つ者達だけだ。
我々下っ端は64式小銃といった古代兵器を使い、150mほど離れた先の的に弾を放り込む。なおこの150mは室内である。(習志野基地の射撃場の直線距離思い出せない正しいのわからないしわかっても言っちゃダメな気がする)
この64式小銃、正確には64式7.62m小銃は全航空自衛官の敵である。
入隊後約4か月(自衛官候補生なら3ヶ月)行われる教育訓練においてこの64式小銃はその猛威を振るう。
何と言っても重いのだ。
4.3キロの鉄の棒
4.3キロと言ってしまえばたかだか2Lのペットボトル2本を両手に持ってるようなものだから大したこと無いと思うかもしれないが、これが相当にきつい。
この重りを持ったまま歩く、走る、匍匐をするなどといった動作を行うことで、奴らは新人の体力を奪い手の筋力を増加させることを強要してくるのだ。
あとメンテナンスが本当に面倒くさい。
使用するたびに分解を行い、手入れを行った後に結合し武器庫へ収納といった流れなのだが、そこそこ時間がかかるのだ。(ここでいう使用には空砲や実弾を使った射撃は含まない)
私は割と器用な方だったので早く分解結合を行うことができるのだが射撃を行ったときの手入れはこの比ではない。
まず、煤が取れない。
磨いても磨いても黒ずんだ煤が取れないのだ。
確か射撃後3日間は磨き続けなければならない決まりがあったが、それくらいしないと煤が取れなかった。
そして64式小銃が本気を出すのは何と言っても戦闘訓練だ。
諸兄は戦争映画は見たことあるだろうか?
銃弾飛び交う中、中腰で走り、スピードを落とすことなくヘッスラをして、そこから匍匐を行うというシーンを想像してくれ。
戦闘訓練というのはまさにそれだ。
私が教育隊で戦闘訓練を受けたとき、連日雨が続き、水たまりがたくさんあった。
班長達は笑っていた。
班長に「その場に伏せ」と言われたら場所を選ばず腹ばいにならねばならない。
顔も上げてはいけない。
それを嬉々として水たまりのど真ん中でさせるのだ。
顔が浮いているとテッパチ(重いヘルメットのようなもの)を踏みつけ頭を水没させるのだ。
目の前に得体のしれない虫がいても顔をあげてはいけない。
私はいい 野郎だし
問題は航空自衛官は女性もかなり多いという事だ。私の年だと男より女性の方が多かったほどだ。
彼女たちも同じ訓練を行う。
同じように踏まれているのだ。
見ていて気持ちの良いものだった。
想像してほしい。迷彩服を着た女子が、泥にまみれボディーラインがはっきりいている中、苦しそうな表情をするところを。
たまらん
などといった冗談はさておき、戦闘訓練でボロボロになるまで走って泥まみれになってようやく半分だ。
ここから終わりの見えない駆け足が始まる。
基地の周回1.5キロを何周もする。
最初から何周か決めてもらっていればまだ頑張れるのだが終わりが見えない。
しかも手には4.3キロの重り。
水を吸って重くなった迷彩服。
水が入って走る度にぴちゃぴちゃという編上靴。
これが教育訓練で最も苦しかった。
少し脱線したが異常がMKZサブマスHMS_FUR10USこと習志野さんだ。
結論は彼は全航空自衛官の敵、という事で締めさせていただきたい。
以下、蛇足
余談ではあるが諸兄は糸世星あかりという名前を知っているだろうか?
私はよく知らないのだがこの人物が実はMKZの隠れたサブマスであることが噂されている。読みは恐らく「いとよぼし あかり」ちゃんだ。間違いない。
彼女は時よりMKZのdiscordに現れかわいい声で「ガタンゴトンガタンゴトン」と言って、かわいい声で指揮をとり、かわいい声で罵倒して去っていく。
かわいい。
なぜか男の声で話すことが多い。恥ずかしいからボイスチェンジャー使ってるんだろう。
かわいくない
さて、糸世星あかりちゃんに改善してほしいところを求めていこう。
私は最初、この人はかなり厳しい人だと思っていた。
集団戦において間違いをかなり厳しく指摘する。
厳しくはないのかもしれないが、正論というものは間違っていないが故に圧倒的な力を持っているのだ。彼女が振りかざすのはこの正論による暴力だ。
正しいが故に反論を許さない。
正しいが故に相手にクリティカルに心に刺さる。
正直最初怖かった。
しかし、ある時を境にこの考えは180度変わった。
あれはCWで2部隊が必要だったとき、1部隊しか建たないのでないかと思われていたが、無理やり2部隊が建った時の話だ。
2部隊目の指揮官は我らが指揮官「ポンコツ」さんが採った。
我々1部隊目の戦闘が終わり、2部隊目の戦闘を配信で見ていたとき、タクも車両も揃ってない中、ポンコツさんが一生懸命指揮を採っていたのだが、負けてしまった。
この時あかりちゃんは出席票を作ってよいかを首脳陣に打診していた。
曰く、この戦闘で最もつらいのはポンコツさんだ と
曰く、このような戦闘が続けば指揮官の士気に関わる と
曰く、このようなことが行われないためにも出席票を作りたい と
彼は純粋にポンコツさんを思っての発言をポンコツさんのいないところでしているだ。
(これ言うと本人は違うとか、消せとか言うかもしれないが私は言いたい)
そして損してるなーって思ったのはポンコツさん本人には指揮の指摘をしていたのだ。
いつも通り正論を振りかざして。
ポンコツさんは馬鹿真面目だからしょんぼりするんだ。
人を育てるうえで何も間違ってはいないのだが、損してるよねー
いい人なんて軽い言葉では表したくないけれどもいい人だなーって思った。
なお、おそらくポンコツさん本人はことことを知らないためこの文章を読んで鼻水を流し喜んでいるだろう。
結論から言うと糸世星あかりちゃん!もっと優しい言葉かけてくれてもいいんだよ?
ってところで本当に締めさせてもらおうと思う。